原価管理のPDCAを基幹業務システムで回していきます
- G社(北海道)
- 2023年6月
- 社員:10人
- 資本金:3000万円
北海道伊達市に本社を構え、伊達市、室蘭市、登別市を商圏とするG社様。創業以来50余年、地域に育まれた老舗建設会社として”お客様の考えに沿った”建物を一棟づつカスタマイズし、お客様にお届けしています。
資材高騰による粗利低下への対策、事業承継を視野に入れた業務効率化を目的に業務提携を締結いただきました。
アイコス導入時の課題をお聞かせください
[資材高騰による利益減少]
課題は、商談開始から引渡しまで8~9カ月のリードタイムの中で、資材価格高騰のスピードに付いていけなくなったことです。
当社は、フランチャイズ本部が開発した規格住宅を中心に手掛けています。本部が設定した実行予算に地域性を加味し売価設定をしていましたが、見積り提出から着工までの期間で資材原価が高騰し想定粗利を確保出来なくなりました。特に、足下の2年間はウッドショックやインフレの影響で半年先の原価が読めていない状況でした。
[原価管理のPDCA]
本来なら、先行発注し、着工時利益を確定させ、想定利益が出ていなければ対策を立案し、実行する。このPDCAを回す必要があります。ただ、当社の従来の管理方法では、着工時の利益、発注状況を正確に把握出来ていませんでした。
先行発注出来ないことは、急速な職人不足にも影響が出ていました。発注が遅れることで予定していた職人を確保できず、結果、品質の低下や工期の遅延に影響が出ることもありました。
アイコス導入の決め手をお聞かせください
[社員の納得度の違い]
導入効果を定量的に示すため社員の納得度が高かったことです。資材調達の一部をアイ工務店が代行することによる年間コストダウン効果金額を社員に提示しました。
システムを導入したり、業務プロセスを変えることは社員によっては強い抵抗を感じることがあります。また、業務効率が良くなりそうなことを肌では感じていても、先々の定量的な効果は見えないので腹落ちしにくいものです。一方で、アイコス導入による”コストダウン効果金額”は定量的に示せます。業務プロセスは変化するが、それにより経済効果は幾らです!と明言出来たのは大きかったです。
システム会社が開発したDXツールでは、この納得感は得られなかったと思います。
アイコスで実現したいことをお聞かせください
[新築からスタートしてリノベーション事業へ発展]
事務所の一部を中古住宅のリノベーション用ショールームに改装し、リノベーション事業の拡大を予定しています。新築同様、アイコスをベースとした業務プロセスをリノベーション事業にも展開していきます。協力業者から見ると、新築物件、リノベーション物件で発注方法が違っては本末転倒です。すべての物件をアイコスで管理していき、当社だけでなく協力業者の業務効率化を図っていきたいです。