独自開発のシステムから大きく舵を切りました
- T社(静岡県)
- 2022年
- 社員:68人
- 資本金:1,000万円
静岡県と東京都西部を中心にデザイン性の高い企画型住宅をお客様にお届けするT社様。
創業当時は鋼板や銅板の卸売りをされていたそうですが、現社長が家業をリフォーム会社に転換し、現在では新築・リノベーション・不動産を手掛けるライフスタイルカンパニーとして“ご家族の笑顔溢れる家づくり”をされております。
本日は、T社代表取締役社長にアイコス導入の背景や経緯についてお話しを伺いました。
導入前に抱えていた課題をお聞かせください。
基幹業務システムは、市販のデータベースソフトウェアを基に自社独自のものを構築していました。マーケティングオートメーションとか顧客管理データベースとか色んな機能を付加して、膨れ上がった状態でした。
独自開発なので、自社に合せて作れる柔軟性がある一方、ベースとなるソフトウェアの販売元の都合でサポートが終わってしまうというマイナス面がありました。
まさに、その局面を迎えており、高額な費用を掛けてシステムを再構築しようと考えていました。
同様のソフトウェアを使って自社システム開発している工務店は結構多く、同じような理由で悩んでいる工務店が多かったですね。
そんな時にアイコスに出会ったのですね?
はい、Webミーティングでシステムの概要や業務提携会社の導入事例を紹介してもらいました。
注文住宅を手掛ける工務店の業務はどの会社もほとんど同じだと思います。なので、必要とされる機能やプロセスは同じです。アイ工務店の基幹業務システムは“過不足”がないという印象でした。様々なシーンでワークフロー機能があるし、データの更新履歴が分かるので、社員も悪いこと出来ないですし。
私自身がリフォームの経験が長く、当社の業務プロセスに「新築」のDNAが根付いていなかったのですね。独自開発のシステムを再構築しないのであれば、新築に特化した会社のDNAを取り込みたいと思っていました。
アイコス導入の決め手をお聞かせください
独自のシステムを再構築するつもりだったので、他社のシステムは検討していませんでした。営業プレゼン・見積りシステムを見てアイコス導入に大きく舵を切りました。
プラン作成と同時に見積書が完成するので、営業プロセスが大きく変わると期待しました。注文住宅の営業プロセスはシンプルで「いつ建てるか、建てないか」しかない。そのためにも早いタイミングで金額を提示することで商談のきっかけにもなるし、お客様に判断させてあげることが出来ます。
さらに、アイ工務店の標準仕様を使うことで資材原価低減という“おまけ”まで付いてくるので、これは!と思いました。
アイコスはお客様の満足度にも影響しますね?
初回接客に近いタイミングでお客様に価格提示出来るようになります。
お客様は、資材の細かい単価でなく、家全体の価格、仕様、性能などのバランスで検討します。仕様・性能は素早く回答出来ますが、これに価格が加わるので非常に分かりやすいですよね。
価格の整合性というかロジックが明確になるのも大きいです。何を足したら幾ら、何を変えたら幾ら変わるというのがその場で分かるので検討する期間も短くなります。
アイコス導入で期待することはありますか?
業務の役割分担を少し変えていこうと思っています。
これまではプラン契約以降の業務に営業が携わっていました。これからは、プラン契約以降は設計や建築担当にシフトしていこうと思います。
これはPRMIAの貢献が大きいです。契約時から変更が生じても、PRMIAで作ったプランに変更を加えれば自動で見積りが変更されるので整合性のある価格をお客様に提示することができます。これで営業の負荷は軽減されると期待しています。